日記塾~ひだまりの家とわたし~

【ワンオペ育児の悩み】息子の歯磨き問題について旦那さんから言われたことにキレちゃった話

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息子の歯磨きがきちんとできていない問題

現在1歳9ヶ月になる息子。

チラホラだった歯も、今ではほとんど生えそろいました。

歯が生えてくると、しなければならなくなるのが歯のケア。

これが、わたしにとっては悩みのタネで。

なぜなら、息子がめちゃくちゃ抵抗しまくるので、なかなか磨くことができない。

そして、めちゃくちゃ抵抗されるのでわたしもだんだんイヤになって、やりたくなくなってくる。

本当は習慣づけて慣れさせなければならないけど・・・。

歯磨きをしようとするにも、息子はわたしの膝の上にじっと頭を乗せてられないし、全力でブラシに噛みついてきたりします。

まだ2歳にも満たないと言えど、全力で抵抗する力はものすごく強いです。

マウントをとってムリヤリ磨けば、よけい歯磨きが嫌いになってしまう気もするし。

それに、ごはんを食べさせたりお風呂にいれたりするだけでも、けっこうエネルギーを消耗してしまうわたしは、歯磨きにまで注げるエネルギーが残っていない。

(作ったごはんを床に落とされるわ、ごはんだらけの手で顔や服を触りまくるわ、皿をひっくり返されるわ、お風呂から上がっても裸で逃げ回るわ、ドライヤーから逃げ回るわ・・・それらを毎日受けとめるだけであたしゃヘトヘトです)

くわえて超めんどくさがり屋という性格もあるので、「やらなきゃな・・・」と気にはしつつ、ついついやらない日々が続いていました。

そんなわたしに、「ちゃんと歯磨きしよるん?」と度々たずねてきていた旦那さん。

そう聞かれるたびに、ちゃんと出来ていないことをツッコまれてギクッとする気持ちと、口だけはさんで何もしない旦那さんにイラっとする気持ちとで、うやむやに返事をしていたわたし。

しかし、あるとき旦那さんからついに責めるように、

「ちゃんと歯磨きしよるん!」

「歯磨きした方がいいんじゃないん!」

と強く言われて。

そのときに、わたしの中でたまっていたものがブチっとキレました。

あんた(旦那さん)は息子の歯を磨こうともしたことがないくせに、えらそうに命令すんな!!

全部わたし任せか!! 一緒にやろうという気はないんか!!

正論もってきて、できてないことに文句つけるだけかよ!!

言うだけなら誰でもできるっつぅの!!!

(↑かなりブチ切れてます)

と、とっさに弁の立たないわたしはズバッと言い返すことができず。

「ちゃんとできてないよ。そりゃ歯磨きしないよりはした方がいいよ」とだけ、怒りをこめて言い放ちました。

そのあとも、怒り心頭でメラメラと怒りがおさまらず。

とっさにキレッキレの返し文句を言えなかった自分にもイライラ。

で、イライラしてしまうと、息子のちょっとした行動にもイライラしてしまうという悪循環。

「あ~息子に当たったらいかんいかん!」と自分の気持ちをなんとかもちなおすのに必死でした。

育児を丸投げされているかのように感じた旦那さんの言葉

これまでも、こういうことで旦那さんにブチっとキレたことが何度かありました。

口だけはさんで、旦那さんはなにもやってないくせに、というパターンです。

以前の記事にも似たような出来事を書いたことがあるのだけど↓

nikkijyuku.hatenablog.com

「野菜もっと色々食べさせた方がいいよ」とか、「夜寝る時間遅いよ」とか、正論だけ言われるとカチンときます。

そんな正論は百も承知なわけで、子育ての本当の大変さって、全然思うとおりにいかないことです。

その大変さを共有するでもなく、気持ちを理解するでもなく、ただできてないことに口だけはさんでくるかのような旦那さんの物言い。

そんな旦那さんに、まるでわたし1人に子育てをすべて丸投げされているかのように感じて、そのひとりぼっち感とプレッシャーと「自分の気持ちをわかってくれない」という悲しさで、つぶされそうな気持ちになりました。

たぶん、わたしがそう感じたという話をしたら、旦那さんは目玉が飛び出るほどビックリするでしょう。

旦那さんには、そんなつもりで言った気はまったくないだろうから。

旦那さんの名誉のために言っておくけれど、旦那さんは息子の面倒をよくみてくれるし、息子を溺愛していて、すごく子煩悩な父親です。

わたしがイライラガルガルしてるときでも、息子をやさしく受けとめてくれるし、わたしよりも母性が強いかもと感じる場面もたくさんあるくらい、良いパパです。

わたしが熱で動けなくなったときは、息子のごはんの用意をしたりお皿を洗ったりしてくれたこともあります(たった1日だけど。大切なのは日数ではない。でもたった1日だけだけd(以下省略))。

わが家での家事育児の比率は、わたしが9.5割、旦那さんが0.5割という感じで、ほぼわたしがやってます。

なぜなら、旦那さんの仕事がかなりのハードな仕事(なかなかのブラックな環境)で。

休日出勤もざらにあるし、朝早く出勤して日付をまたいで深夜に帰ってきて、またふつうに朝出勤することもしばしば。

それに比べれば、わたしの仕事内容はハードなわけでもなく、時間もある。

なので、家事や育児はわたしがみようと思ったのはごく自然な流れで、抵抗もなくやってきました。

でも、わたしが家事育児をするのを“アタリマエ”かのようにされるのは、やっぱりめちゃくちゃカチンとくるし、気持ちをわかってもらえないと悲しくなります。

子育てにかぎらず、家事についても「掃除しといてよ」とか「洗濯しといてよ」とサラッと言われると、めちゃくちゃカチンときます。

「家事育児も無賃労働みたいなもんなんだぞ!大変なんだぞ!」と言ってやりたくなります。

だって、朝から息子が夜寝つくまで、自分の時間はないに等しい状態。

旦那さんから「おかわり」と椀をさしだされるだけで、「あたしゃフネさんか!自分でできるやつは自分でやれ!」と言い返したくなります(←まぁ家ではなるべく休ませてやりたいからめっちゃ不機嫌につぐけどさ)。

この大変さを思い知れば、きっとわたしへの言葉も変わってくるはず・・・。

たまに、息子のオムツ替えを旦那さんにお願いして、あたふたしている姿を見て、「大変さを思い知るがいいフフフ」と心の中で嘲笑するのは、きっとわたしだけではないはず。

“男女”という生き物がそもそも違うから、こんなに違うのか?

歯磨きできてない問題について、旦那さんから言われた言葉にかなりブチ切れたわたしは、いろいろ考えました。

これまでも、旦那さんからの口だけはさんでくるかのような物言いにカチンときたことがあり、そのたびに「もっと一緒に悩んだり考えたりしてほしい」と感じてきたけど。

そもそも男性と女性で考え方が違うから、子育てについてもお互いに求めているものに違いがあるんじゃないか、と。

わたしたち夫婦のことを男性と女性という一般論に広げるのはかなり無謀だし無礼だしそういうつもりではなくて、男性性と女性性のエネルギーの違いを、私たち夫婦に当てはめてみると。

たとえば、旦那さんは「こうしたほうがいいと思っているけどできていないところ」について、“改善”を求めます。

ちゃんと歯磨きできてるかとか、ものもらいができたときはちゃんと目薬指してるかとか。

一方わたしは、 「こうしたほうがいいと思っているけどできていないところ」について、一緒に悩んだり、“気持ちの理解”や“共感”を求めます。

なんでできていないのかの背景に気づいてほしかったり(暴れまわる息子に歯磨きや目薬がカンタンにできるわけがない)、そもそも毎日仕事や家事や育児やらでいっぱいいっぱいな気持ちをわかってほしいし、どうしたらうまくいくか一緒に考えたりトライしてほしい。

こういう、問題解決志向の男性性と、共感志向の女性性が、子育てについてお互いに求めているものに表れているのかな、と。

だから、理解されなくてすれ違ってしまって、傷ついたり激怒したりしちゃうのかな、と。

そういうふうに考えてみたとき、なんとなく腑に落ちる部分もあり、旦那さんに一方的に「ああしてほしい」「こうしてほしい」と求めすぎてたなということにも気づきました。

旦那さんに“気持ちの理解”や“共感”を求めるのは、旦那さんには理解しづらい感覚(女性的な感覚)で、非現実的かもしれない。

相手に一方的に期待するのは、自分のストレスを増大してしまうだけ。

「旦那さんとわたしはそもそも生き物が違うんだ」と思えば、旦那さんがわたしの気持ちではなく現状のできていないことにフォーカスしても、前向きに諦めもつく気がしました。

「ひろしってすごいわ」と言った旦那さんの気持ちは、父親にしかわからない

わたしは、頻繁に会って話せるようなママ友が身近にいないし、おまけに実家も離れているので、ワンオペ育児な状態。

なので、いろんな悩みや不安をついひとりでためこみがち。

だから、旦那さんに対して子育ての大変さを共有してほしかったり、せめて自分の気持ちをわかってほしいと当たってきたけど。

ひだまりの家サンポミチでほかのママさんたちと会う機会があって、ママさんたちと話したとき、めちゃくちゃスッキリしたり、ホッとしたりすることがたくさんありました。

同じ女性同士で話を聞いてもらえるだけで楽になり、共感してもらえると「わたしだけじゃないんだ」と気づけて、すごく心がかるくなりました。

変だけど、「こんなことで悩んでるのは自分だけなんじゃないか」と本気で思っていて、だから「わたしだけじゃないんだ」と気づけることは、わたしにとってとても大きなこと。

そのことを思い返せば、わたしが本当に求めている、“共感”や“気持ちの理解”の先にある“安心感”は、相手の女性性から得られるものなのかな、と。

男性性強めの旦那さんにそれを求めるのは、非現実的で酷だったかなと思います。

やっぱり、ママの気持ちはパパではなくママにしかわからない。

それは旦那さんも同じで。

あるとき、クレヨンしんちゃんの映画を観ていたときに、「ひろしってすごいわ」とおもむろに漏らした旦那さん。

わたしには、「ひろしがすごい」と言われても全然ピンとこなくて、そう言った旦那さんの気持ちがわからず。

ママの気持ちはママにしかわからないように、一家を支えて立つ大黒柱の気持ちは、父親にしかわからない。

わたしは何度か、息子のことばっか優先して旦那さんにテキトーな態度をとって、「がんばってるのにヒドイ」と言われてもスルーしてたことがあったけど(←ひどい)。

旦那さんは旦那さんで父親として一生懸命がんばっていて、その気持ちを全然わかってあげれてなかったことがあったなと思います。

子どもが生まれてから、旦那さんに対して「ああしてほしい」「こうしてほしい」という要求が莫大に増えて。

要求が増えた分、旦那さんに対してイライラすることも莫大に増えて。

感謝できなければ夫婦仲は最悪になるぞと頭ではわかりつつも、相手に期待することは自分のストレスになるだけだと頭ではわかりつつも。

旦那さんに感謝どころかイライラしてしまうばかりで、「自分の気持ちをわかってほしい」と要求ばっかしてしまってました。

でも、旦那さんを知ることで、自分自身についてもわかり、自分で自分をイライラさせてしまっていたことに気づくことができた気がします。

子育ての大変さを知れば自分の気持ちをわかってもらえると思ってたけど、相手を変えることはできないし、それは勝手な思い込み。

子育ての大変さを共有することが大切なのでなく、相手を知り“違い”を認めることが、子育てをうまくまわしていくためにも、夫婦の関係を良くするためにも大切だなと思いました。

ひろしはひろし、みさえはみさえであるからこそ、お互いが活かされ家族がまわっていくんだと。

そして、どんな小さなことでもママさんたちと話すことは、ワンオペ育児なわたしにとってすごく必要なこと。

ついついひとりで抱え込みがちだし、それになかなか自分が真剣に悩んでいることをだれにでも話せるわけではなく(理解されなかったり雑に扱われるのがイヤだから)、言いだしずらかったりするけど。

こういうわたしだから、ひだまりの家のように安心して悩みを吐き出せ、認めてもらえる場所は、本当に必要だしありがたい。

心の余裕を保つことは、子育てにはかなり大事だし必要なことだから。

ママさんたちと話して心がかるくなったぶん、また子育てをがんばることができます。

これからも旦那さんと一緒に息子を育てていくけど、“一緒”の意味をごっちゃにしないようにしよう。

そしてなるべく、旦那さんのことは家では大切にしてあげようと思います。なるべく。

 

 

みんながホッと安心できる場所
~ひだまりの家サンポミチ~

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熊本県宇土市にある、ひだまりの家サンポミチ。

ここは、日本Share&Careの認定カウンセラー高瀬多美子さんの、「みんながホッとできる安心安全な場所をつくりたい」という想いで始まった、ひだまりの家です。

 

さんぽみちの途中に、ちょっと自分を見つめなおすための場所として…

子育て中のお母さんが、ホッと安心できる居場所として…

あらゆる世代、立場、経験をもつ人たちとの対話が生まれる場所として…

 

さんぽの途中にちょっと寄って遊んでいこうと思える

そんなあたたかな場所をみなさんと作っていきたいと思っています。

ぜひ遊びに来てくださいね。

 

ひだまりの家サンポミチHP

hidamarinoiesanpomichi.jimdofree.com

 

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