日記塾~ひだまりの家とわたし~

4月から1歳児クラス。新しい担任の先生を見て思わず泣いた。

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4月から1歳児クラス。新しい担任の先生を見て思わず泣いた。

昨年の4月に、0歳児クラスに入園した息子。

今年の4月1日から、ひとつ上の1歳児クラスになりました。

新型コロナウイルスの影響で入園式が中止になったため、新しい担任の先生の発表は4月1日から壁に掲示してお知らせされることになっていました。

で、登園と同時に新しい担任の先生を見てきた今朝。

率直に、ショックを受けました。

これまで担任だった、大好きな先生がまったく違うところに変わっていたこと。

新しい担任の先生たちはほどんと知っている先生だったけど、言葉を選ばずに言うなら自分の中で印象の薄い先生たちばかりだったこと。

「この先生だったらいいな」と期待していた先生たちが、ことごとく違うクラスの担任になっていたこと。

貼りだされている掲示を見て、思わず顔が固まってしまいました。

新しいクラスに息子をあずけながら、カチコチの笑顔で先生たちと少しお話して、園を出て。

車に乗り込んだわたしは、ざわざわとして落ち着かない自分の心を冷静に落ち着かせようとしたけど、やっぱり自分が今感じている気持ちをいっぺん出したいと思いました。

ショックで泣きたかったわたしはツーと涙をこぼしました。

前日まではそこまで心配していなかったし、「先生が変わっても大丈夫」だと思ってました。

でも、予想以上にショックを受けてしまいました。

一番のショックは、大好きだった先生が、まったく違うところに変わってしまっていたこと。

心のどこかで、「担任は変わるかもしれないけどまた会えるよね」と期待していました。

ですが、その先生は息子が通っている分園から本園の方の主任に変わってしまっていたので、分園内で会えることがなくなってしまいました。

その先生は、わたしが「この保育園にしよう」と決めたきっかけになった先生でした。

0歳から息子をあずけることにめちゃくちゃ不安になっていたわたしの心を、明るく安心させてくれた先生。

いつも笑顔で、おもしろくて、お迎えに行ったときはいつも息子の様子を明るく楽しく話してくれた先生。

先生は、息子のことをいつもポジティブに話してくれました。

はじめての育児で小さなことでも不安になったり心配しがちだったわたしにとって、先生のその明るさやポジティブさはとても安心させてくれました。

前日もお迎えに行ったとき、笑ってお話して、お礼を言ってお別れした先生。

心のどこかでまたいつものように会えることを期待していたし、会えなくなると思いたくなかったので、ちゃんとお礼が言えませんでした。

もっと、たくさんのお礼が言いたかったな。

本園と分園はめちゃくちゃ離れているわけではないので、二度と会えないわけではないんだけど。

毎日会えなくなったことが予想以上にショックで、すごく悲しいです。

保育園の先生の存在はめちゃくちゃ大きい

昨年、入園式に参加したとき、担任の先生の発表をみて泣いているお母さんたちがいました。

はじめてだったわたしは経験がないので、「そっか、担任の先生ってそんなに重要なんだな…」と泣いているお母さんたちを見ながら思ったのですが。

今年自分が経験してみて、泣いていたお母さんたちの気持ちがわかった気がしました。

たぶん、その涙にはふたつの涙があったんだと思います。

期待していた先生が担任だったときの、うれしくて安心して泣く涙と。

期待していた先生が担任じゃなかったときの、ショックで不安で泣く涙。

わたしは、後者でした。

自分では予想していなかったほどに、悲しいと同時にものすごく不安を感じました。

息子も大きく成長して、すっかり保育園に慣れてきたというのに、担任の先生が変わってこれほど不安を感じていることに、自分でもおどろいています。

なにが不安かと言うと、「息子にとって安心安全であるだろうか」という不安です。

身体的な安心安全、ではなく、心の安心安全があるだろうかという不安です。

息子の気持ちに気づいたり、受けとめてくれたり、理解してくれたりしてもらえるだろうか、という不安。

自分がそれがまっっっっっっっっっっっっっっっったく出来てないので、それを保育士さんに求めるのはめちゃくちゃおこがましいにも程があるんだけど。

自分の息子でさえ、イラっ!ときたりブン殴りたくなることがマジでたくさんあります。

言っても言っても言うことを聞かない伝わらない息子に、感情的に怒鳴ってしまうこともたくさんあります。

息子の気持ちをわざとムシしたり、押さえつけようとしてしまうことがたくさんあります。

保育士さんだって、イライラしたり感情的になってしまうこともあると思う。

そんなときに、子どもに対してどんな行動を選択し、どうしていきたいと思うかは、それぞれの保育士さんの生き方考え方によって千差万別の選択があると思います。

で、やっぱり親としては「自分が大切に思うことを大切にしている先生にみてほしい」と望みます。

だから、どうしても「この先生だったらいいな」という期待をもってしまいます。

わたしが大好きだった先生は、明るくておもしろくて、不安なことも心配なこともぜんぶポジティブに変えるような先生でした。

ワンオペ育児で行き詰まりまくっていたわたしにとって、その先生の明るさやポジティブさが自分にも息子にも必要だと感じました。

だから、はじめての保育園でもこの一年間安心して息子をあずけることができたなと思います。

で、今回新しく担任になった先生は、ちょっと一歩引いているというか、大人しめな先生で。

以前の担任の先生が、わたしとまったく真逆なタイプの先生だとすると、今回の担任の先生は、わたしと似たタイプの先生というか。

超勝手で失礼な表現をすると、わたしが保育士になったらこんな先生かなという先生。

人との間にちょっと一歩引いていて、自分からは心の底から子どもを思いっきり抱きしめれない感じ。

子どもに対して冷たいという意味ではなく、“人”に対して無意識に一歩線を引いてしまう感じが、わたしと同じタイプだなーと思ってしまう先生。

わたしと同じタイプの先生だから、息子の気持ちを心から受けとめてくれるか、不安になってしまうのかもしれません。

新しく担任の先生が変わって、予想以上にショックを受けて泣いてしまうほど、先生の存在の大きさにあらためて気づきました。

息子の成長に関わってくれる先生たちの存在はとても大きいし、とても重要だな、と

自分はどうしていきたいか?

とはいえ、もう決まったことなので。

物事には、必ず良いところと悪いところがあります。

これは、ひだまりの家サンポミチのカウンセラー多美子さんから、くり返し何度も教えてもらって気づけるようになったことです。

あるとき、自分に自信がもてないわたしに、自分の悪いところと良いところをそれぞれ書き出してっと多美子さんに言われて書き出してみたことがあって。

その比率は、悪いところが80%で良いところが20%でした。

そしたら、「20%も良いところがあるよ!」と。

「悪いところをどうにかしようとするんじゃなく、良いところが20%もあるんだから、こっちのほうを伸ばしていこうよ」と気づかせてくれて。

多美子さんから何度もくり返しくり返しそう教えてもらったことで、わたしは悪いところではなく良いところに気づけるようになりました。

今回のことに関しても、悪いところばかり見て「これから1年不安だ」とネガティブになることもできるけど、良いところが必ずあるし、ポジティブに考えることもできます。

出来事にはじめから良いも悪いもなく、良いとするか悪いとするかは自分次第で、行動は選ぶことができます。

この状況から、わたしが学べることは何だろう。

この状況に対して、わたしができることはなんだろう。

ひとつ思ったことは、これまでの1年間は自分に余裕がなく、息子のことを保育園にほぼ丸投げしてしてたなということです。

はじめての保育園と、はじめての子育てと、仕事と家事の両立で、毎日アップアップだったわたし。

いつも時間とタスクをこなすことに追われて、息子のことを全然見てやれてなかったし、とにかく余裕がなかったなと思います。

良くも悪くも、「この先生なら大丈夫」と息子のことをぜんぶまかせっきりにしてました。

園に毎日出す連絡ノートがあって、そこに子どもの様子や機嫌を書くところがあるのですが、深く考えずいつも「良」に〇をしていました。

最近になって、ようやくその欄がある意味や、息子の機嫌の微妙な違いに気づけるようになりました。

心の余裕を少しずつもてるようになったので、“いっぱい食べさせる”とか“いっぱい遊ばせる”とか“いっぱい寝る”というハードな面でなく、気持ちや感情というソフトな面に意識を向けられるようになったのだと思います。

なので、これからは息子のことを保育園に丸投げせず、息子のソフトな面もケアできるように、些細な変化とか気持ちをキャッチできるようにしていきたい。

そして、もうひとつ思ったことは自分自身の問題。

“人”との付き合いです。

前述のとおり、わたしは“人”との間に一歩引いてしまうクセがあります。

「人を信じることができない」というと大げさすぎるけど、心のシャッターを閉じているところがあります。

たとえていうと、相手から抱きしめてもらえれば抱きしめられるけど、自分からは抱きしめにいけないし、心から抱きしめられない、というか。

先生たちのことを信じれていないと、それは先生たちにも伝わってしまうだろうな、と。

で、そんな自分のクセも少しずつ変えていきたいなと思っています。

息子のことについて、気になることや不安なことも含めて、先生たちと自分からコミュニケーションをとれるようになっていきたい。

それは、保育園の先生たちとの関係にかぎらず、“人”との付き合いに対しての今の自分のテーマ(課題)だなと思ってます。

新しい担任の先生は、自分と同じタイプ(だと勝手に思っている)の先生なので、その先生の良いところを信頼して良い関係を築ける自分になっていきたい。

そんなふうに思いました。

保育園にはじめて入園してから1年、めまぐるしく大きく成長した息子。

先生たちのおかげで、覚えたことやできるようになったことがたくさんありすぎるくらいあって。

毎朝、登園したときに一人ひとりの先生にハグしてまわる息子を見て、先生たちと息子の信頼関係を感じました。

たくさんの愛情で息子と関わってくれた、これまでの担任の先生たちに心から感謝をして。

これからますます心の面で成長していく息子を、関わってくれる人たちに感謝をしながら協力しながら、見守りケアしていける自分になりたいと思います。

これから1年、また息子と一緒にがんばっていこう。

追記

かなり自己中心的な自分の気持ちを書きましたが。

ブログを書いた後、大変な状況の中保育に努めてくださっている先生たちのことを思いやり感謝することができていなかったな、と気づいて猛省しました。

感謝の気持ちを忘れてはいけない。

これは本当に大切なことでした。

自戒の念をこめて。

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