「0歳から保育園にあずけるのは、子どもがかわいそうなんじゃないか」と思っていたわたし。
2,3歳くらいまでは、できるだけお母さんと一緒にいた方が良いと思っていて、できればそうしてあげたいなぁと考えていました。
でも今年2019年4月から、息子を保育園にあずけることにしました。
保育園にあずけることがかわいそうだと感じていた自分の気持ちや、入園することを決めた理由、そして実際に入園してみてどうだったか、わたしなりに感じたことを書いてみます。
親の都合で0歳から保育園にあずけるのはかわいそうだと思っていた
フリーランスのお仕事(年収20万以下)とバイト(深夜)をかけもちしているわたし。
日中は息子の世話をしながらフリーランスのお仕事(パソコン関係)をし、深夜はバイトをするという生活を、生後4か月くらいのころから続けていました。
深夜のバイトを選んだのは、日中は息子の世話やフリーランスのお仕事をしたかったため。
保育園に年度途中で入園させて、昼間がっつり働くという手もありましたが、やっぱり0歳から保育園にあずけるのはかわいそうだと思っていました。
生まれてまだ間もないし、お母さんがそばにいないと不安で寂しいだろう、と。
わたし自身も子どものそばにいたいという気持ちがあったり、保育士というプロとはいえ他人に我が子をあずけるのが怖くて不安という気持ちもありました。
日々目まぐるしく成長する息子を見ていたいし、息子の“はじめて”の瞬間を見逃したくないという気持ちもあり。
それに、わたしのまわりの子育て中のお母さんには、0歳から子どもを保育園にあずけている人がほとんどおらず。
聞いてみても、3歳くらいのころから通いだしたというお母さんがほとんどでした。
わたし自身が子どものときも、3歳くらいのころから幼稚園に通いだしたので、0歳から保育園に通わせることがどうしてもかわいそうに思えて。
なんだか親の都合で子どもにさみしい思いをさせてしまうようで、後ろめたさもありました。
0~2歳くらいまでは、なるべくお母さんと一緒に過ごした方が、 子どもの心の成長のためにもいいんじゃないかと思ってました。
保育園にあずけようと思った理由
そんなわたしが息子を保育園にあずけようと思い切った理由。
それは、いろんな思いや考えや悩みがあったのですが、一言でいうと、
旦那さんと息子の3人暮らし。実家は県外。
同年代のママ友はゼロ。
それでも生後半年くらいは、手のかからない息子だったのでそんなに困ることなく、子育てしながらフリーランスのお仕事とバイトもしてきました。
しかし息子がずりばいしだした生後8ヶ月ころから一変。
息子が動き回るので、あぶなっかしくて目が離せなくなり、起きている時間も増えたため日中していたフリーランスのお仕事や仮眠ができなくなり、家事と育児と仕事でアップアップし始めたわたし。
そして、家事も育児も仕事もうまくまわせられない自分に、どんどん自己嫌悪になり負のループに。
また、わたし自身にもいろいろあって心の余裕がなくなり、このままじゃ逆に子どもにとって悪影響だなと思いました。
息子がまだ動き回らない生後4,5ヶ月くらいのころには、お仕事の打ち合わせや勉強会にも子どもを連れて出かけたりしていました。
いろんな人に会えるし抱っこしてもらえるし、それはそれで良い経験になったので後悔はないのだけど、これからのことを考えたときに、やっぱり子どもには子どものための環境にいさせてあげた方が良いなと。
むちゃくちゃがんばれば、子どもの世話しながらフリーランスのお仕事しながらバイトも続けられないこともなかったけど、そこまでやりきろうという力が自分の中になく。
それに、子どもとの接し方や遊び方がイマイチわからないわたしは、自分と一緒にいるよりも保育園でいっぱい遊んだほうが、きっと成長が早いと思いました。
結局親の都合で振り回してるじゃんとか、息子にとって本当にこれでいいのかとか、本当に直前までめっっっっっっっっっっっっっっっちゃ悩みましたけど、
最終的に、子どもの成長のために保育園にあずけるという決断にいたりました。
保育園に行きだしてからの息子とわたし
結論から言うと、
保育園にあずけて本っ当によかった!!!!!
につきます。(笑)
たまたま良い保育士さんに巡り会えたということもあるかもしれませんが、保育園にあずけて本当によかった!!と思います。
まず、わたしの心がとても楽になりました。
これまでワンオペ育児で、これでいいのかと自信がもてずに手探り状態でやってきましたが、いろいろアドバイスしてもらえたり困ったことを共有できたりするので、それだけでもグーーーン!と心が楽になりました。
それに、1人の時間がもてることで良い息抜きができ、育児に余裕をとりもどせます。
わたしの場合1日中一緒にいるよりも、1人の時間がある方が良いみたいです。
息子も、最初の1ヶ月はあずけるときに泣いていたものの…
1ヶ月を過ぎてからコロッと泣かなくなり、今では保育園にあずけにいくと、自ら先生のほうへ抱っこしてもらおうと身を乗り出すほど慣れ親しんでいます。
家にはないおもちゃや道具もたくさんあるし、給食では家で作らないような色んな食材を使ったごはんがでるし、本当ありがたいです。
また、「いいなー」と思ったのは、年の近いお友だちからたくさん話しかけてもらえることです。
上のクラスのお友だちから「あ、〇〇くんだ!」「 〇〇 くん、ばいばい!」と話しかけてもらっているのを見て、その光景がほほえましくて「あずけてよかったなぁ」とほっこりしました。
保育園にあずけることを悩んでいる方へ
どれが正解とかないですし、子どものことを考えるとなにが子どもにとって最善なのか、めちゃくちゃ判断に迷うことがあります。
子どもにとっての1年、1日は、本当に大切な時間ですし、過ぎ去った時間は取り戻すことはできないから。
だからこそ、すごく真剣に考えますし、後悔のない選択をしたいと思います。
保育園にあずけると決めたことも、どの保育園にするかを決めたときも、とっても悩みましたけど、今は本当に良かったと思えます。
大切なのは、お母さんの心が楽になる方を選んでもいいということだと思います。
わたしの場合、子どもの成長のためと言って結局親の都合で振り回しているんじゃないかとか、息子にさみしい思いをさせるんじゃないかとか、悶々と悩みましたが、
保育園にあずけたことで心が楽になって、育児に余裕をとりもどすことができ、結果的に子どものためになったなと感じてます。
1日中子どもと一緒にいても苦にならないお母さんとか見ると、自分ってお母さんに向いてないな…と凹んだりもしていましたが、
自分にダメ出しするのは本当によくない。
色んなお母さんがいるんだから、「わたしは、わたし」でいいんだと思っています(と思うようにがんばっています)。