息子が生まれてから、はや2年と5ヶ月。
洗濯には、グリーンコープの石けん洗剤をここ2年くらいずっと使っていました。
ですが、この度マグネシウム洗濯に変えました。
ずっと気になっていたマグネシウム洗濯。
マグネシウム洗濯に変えようと思い立った理由や、実際に使ってみての率直な感想を書いてみました。
結論から言ってしまうと、マグネシウム洗濯すごい。マジ良い。
「マグネシウム洗濯ってなに?」という方にも、「ずっと気になってるけどまだ試してない」という方にも、ぜひこのすごさを知っていただけたら幸いです。
- マグネシウム洗濯とは
- 石けん洗剤からマグネシウム洗濯に変えた理由
- マグネシウム洗濯を実際にやってみた
- 環境にも人にもお財布にもやさしいマグネシウム洗濯
- 余談:コロナ禍をきっかけに暮らしを見直したいと思えるようになったのかも
マグネシウム洗濯とは
「洗たくマグちゃん」という名前を聞いたことがある方も多いのでは。
わたしも数年前に聞いたことがあって、それからずっと気になっていた洗たくマグちゃん。
とある町工場(株式会社宮本製作所)が開発した、マグネシウムで洗濯ができる商品です。
普段使っている洗濯洗剤の代わりにマグネシウムを入れて、マグネシウムと水だけで洗濯する。
洗剤なしで洗濯できるので、環境も汚さず人の肌にもやさしい商品です。
マグネシウムで洗浄できるしくみは、シンプルな化学反応によるもの。
マグネシウムと水が合わさると水素が発生し、ただの水道水がアルカリイオン水に変化します。
そのアルカリイオン水が、洗濯ものについた皮脂などの汚れを分解してくれるので、汚れがすっきり落ちるというしくみ。
しかも、使い続けていると洗濯槽や排水ホースの中までキレイにしてくれる!
マグネシウム洗濯は、環境にもいいし、人にもいいし、洗濯槽を洗う手間まで省けてしまうし、良いことづくしのすんごい洗濯方法なのです。
石けん洗剤からマグネシウム洗濯に変えた理由
【1.せっけん洗剤の洗い上がりが気になっていた】
なるべく環境への負荷が少ないもの、肌にも良いものを使いたくて、ここ2年くらいずっとグリーンコープの石けん洗剤を使ってきました。
(ちなみに生まれてすぐのころは「無添加さ○さ」を使っていた)
ですが、息子が活動的になって、食べこぼしなどの汚れなどもいっぱい増え、洗濯ものの汚れがきちんと落ちているのかギモンに思うようになりました。
「洗濯機に洗剤入れてまわすだけじゃ、汚れはほとんど落ちてない」という話もチラと聞いたこともあり、そりゃそうだよなぁと思うこともあって・・・。
それに、石けん洗剤で洗うとどうしても服やタオルがごわついてしまうのも気になってました。
(それはわたしの洗い方と干し方に問題があると思いますが・・・)
今までなにも考えずにポイポイと洗濯機にいれて洗剤いれてまわすだけでしたが、洗濯方法を見直したい気持ちが芽生えました。
【2.洗たく洗剤にかける費用がバカにならない&買い置きがめんどくさい】
月に1個か2個くらい洗剤の詰め替えを買っていましたが、フト洗剤代を買う費用もバカにならないぞ、と気づきました。
わたしが買ってる石けん洗剤は1個約400円くらいなので、月1個だとしても年間4,800円。
月1個以上買うこともあるので、たぶん年間6,000円~7,000円くらい。
そう考えると、長い目で見たら洗剤代もバカにならない。
それに、洗剤があとどのくらい残っているかを気にしなきゃいけないのが、ものすんごくめんどくさい。
買い置きに注力していたエネルギーを、もっと別のところに使いたいと感じるようになりました。
【3.環境への負荷が小さいものを使いたい&ズボラでも続けられる方法がいい】
「環境や肌にも良さそう」という理由で石けん洗剤を使っていましたが、本当に環境への影響が小さいのか?頭のすみでギモンに思ってました(←ちゃんと調べてないだけ)。
「CM出してる大手メーカーの洗剤は、界面活性剤が入っているから環境に悪い」という偏見にまみれまくったイメージしかなかったわたし。
そもそも界面活性剤がなんなのか、どう環境に影響するのかも知らないまま、「界面活性剤=悪」のイメージだけでなんとなく過ごしてきました。
偏見とかイメージじゃなく、ちゃんと知りたい!ということで、今回記事を書くにあたって調べてみました。
よく聞くけど「界面活性剤」ってなに?
「界面活性剤=悪」というイメージが先行してましたが、それは大きな間違いでした(反省)。
石けんも界面活性剤のひとつということが判明。
以下は界面活性剤についての説明の抜粋です。
界面活性剤とは?
界面活性剤とは水分と油分など本来混ざらないものを混ぜ合わせ、それを分離させないために必要なものです。
一般的に界面活性剤の「脂肪酸ナトリウム」または「脂肪酸カリウム」が「(純)石けん」と呼ばれるものになります。そしてそれ以外のものを合成界面活性剤(合成洗剤)と呼びます。
(引用元:界面活性剤 - 生活の知識)
ざっくりとまとめると、後者の合成界面活性剤に有害なものもあり、それらが環境汚染の原因につながっしまうようです。
そして、一般的に売られている洗剤やシャンプーは、その有害な合成界面活性剤が主成分として使われているものがほとんどだそうです・・・。
合成洗剤は石油や天然油脂から作られていて、複雑な化学合成を繰り返して自然界には存在しない合成界面活性剤が成分として入っています。
合成界面活性剤は海や河川に流れても分解されない(または分解するのにすごく時間がかかる)ので、海や河川、そこに住んでいる生き物たちが汚染されてしまう・・・という話。
自分たちも海産物を食べたり、雨水をうけて育った農作物を食べてるので、垂れ流しになった合成界面活性剤は自分にも返ってきます。
そう考えるとおそろしいですね。
石けんは、分解されやすく微生物のエサにもなるので、環境への影響が小さいそうです((純)石けん成分の場合の話で、合成洗剤と合わさってる複合石けんもあるそうなので注意)。
石けんは、排水として海や川に流れ出ると、短期間で大部分が水と二酸化炭素に生分解されます。石けんカスも環境中に流れますが、微生物や魚のエサとなります。石けんは、生分解性に優れ、環境にもやさしい洗浄剤といえます。
(引用:
私たちがこだわる無添加とは|無添加石けんの「シャボン玉石けん」
)
純石けん成分で作られた石けん洗剤は、環境への負荷が小さいということがわかってホッ。
でも洗濯方法を見直したかったので、今回思い切ってマグネシウム洗濯に変えました。
マグネシウム洗濯を実際にやってみた
本当は洗濯マグちゃんが欲しかったのですが・・・お値段がけっこうします!
で、調べていたら自作でもマグネシウム洗濯ができることがわかりました。
なので、今回は自作でマグちゃんもどきを作りました。
すみません(誰に)。
必要なもの
マグネシウムと洗濯ネットはネットで購入しました。
ちなみに買ったものはこちら↓
◎洗濯ネット
洗い方
今まで使っていた洗剤の代わりにマグネシウムを入れて、今まで通り洗濯機で洗うだけ。
超カンタン!!
ちなみにマグネシウムの量は、1回の洗濯に400gぐらいを使っています。
わが家の洗濯機は、水量を38リットル・29リットル・21リットルの3段階で選べるのですが。
38リットルのときも29リットルのときも、めんどくさいので400gぐらいで洗濯(←雑)。
マグネシウム量が多いほど、水道水のph値が上がりやすい(=アルカリ性に傾きやすい)という記事もありました。
洗い上がりを見て、気になったら量を増やしたり減らしたりした方がいいかもです。
今のところ、400gで気になることはないです。
洗濯した後のマグネシウムは、濡れたままだと黒ずみやすくなるため、置きっぱなしにせずしっかりと乾かします。
手順は以上!超カンタン!
洗い上がりの率直な感想
びっくりするほど無臭!!
一番衝撃を受けたのが、この無臭さ。
無臭さという言葉が変だけど、無臭のレベルがすごい。
洗濯が終わって洗濯機を開けたときの臭いは、例えると水道水の臭いみたいな。
それってほぼ無臭じゃん!みたいな。
石けん洗剤を使っていたころは、石けんならではの甘い匂いがしてました(パート先で「○○さん、赤ちゃんみたいな匂いがする」と言われたことも)。
洗濯物からにおいがしないことの、なんと快適なことよ!
それに、タオルや衣類のごわつきも気にならなくなりました。
以前は、タオルを物干し竿からとるときにパリッとした感触があったけど、今は気にならなくなりました。
洗い上がりは大満足!!
汚れがひどいときは
旦那さんの仕事の作業着など、汚れがひどいときはマグネシウムだけだと匂いが気になるときがあります。
そのときは、アルカリウォッシュを大さじ1~2くらい足しています(←量も雑)。
汚れがひどいものを洗う時も、これで洗い上がりが気にならなくなりました。
マグネシウムのメンテナンスについて
マグネシウムを使い続けていると、酸化被膜がついて黒ずんできて、効果が弱まってくるそうです。
でも、メンテナンスすることで効果を復活させることができます。
◎メンテナンス方法
すると、黒ずみがとれて効果が復活するそうです。
(追記:使い始めて3ヶ月以上経ちますが、まだメンテナンスの必要もなく使えています)
環境にも人にもお財布にもやさしいマグネシウム洗濯
初めて洗濯したときは、本当にちゃんと洗えるのか恐る恐るでしたが。
洗ってみて、洗い上がりの無臭さにビックリ&感動!!
干すときも、取り込むときも、においがしないことがこんなに快感だとは。
もっとはやく試しておけばよかった!と思いました。
今ではもうマグネシウム洗濯以外の方法は考えられないぐらいハマってます。
においのストレスから解放され、ごわごわのストレスから解放され、買い置きを気にするストレスからも解放され、洗濯のモチベーションがぐんとアップ。
環境にもいいし、肌にもやさしいし、お財布にもやさしいマグネシウム洗濯。
いいこと尽くしのマグネシウム洗濯、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?!
★洗たくマグちゃんHPはこちら★
マグちゃん公式オンラインショップ |「うれしいね。マグちゃんのある暮らし」
↑わたしは自作でしたけど購入できる方はぜひ本家を買ってね!
余談:コロナ禍をきっかけに暮らしを見直したいと思えるようになったのかも
これまで、環境にいいもの、体にいいものを使いたいという気持ちがあったけど、今ひとつレバレッジがかからず踏み込んだ行動にはうつらずにきました。
でも、そんなわたしを行動にうつさせるきっかけになったのが、コロナ禍だったのかも。
気軽に買い物に行けなくなったので、洗剤の残りがあとどのくらいかを気にし、ストックを買わなきゃいけないのがめちゃくちゃめんどくさい。
それに、食器用やバス用やトイレ用などそれぞれに洗剤が分かれてると、場所をとるわ買い置きがめんどくさいわでめちゃくちゃ効率が悪い。
もしかしたら明日にもパート先が休業するかもしれないし、ムダな生活費を見直したくて、洗剤費用がバカにならないことに気づいた。
「環境保護のため」とか「未来の子どもたちのため」という漠然とした理由よりも、自分のためとかお金のためだと、レバレッジがかかりやすいらしい。(恥)
で、今回界面活性剤について調べていて、意外と身の回りにあるいろんなものに合成界面活性剤が使われていることを知りました。
洗濯洗剤だけでなく、食器洗剤やバス・トイレの洗剤、シャンプー・コンディショナー、石けん(純石けんではないもの)、歯磨き粉、化粧品などなど・・・。
食品に含まれている乳化剤も、合成界面活性剤なのだそうです。
そのことを知って、洗濯だけではなく他の洗剤も見直したくなりました。
すべてが有害というわけではないけれど、約2,000種類もある合成界面活性剤の中で、どれが有害と指定されているものなのかを把握しておくなんてできないし、めんどくさい(めんどくさいばっかり言ってる)。
(ちなみに、特に避けた方がいい合成界面活性剤として「硫酸~」系「スルホン酸」系の2つが挙げられてました。例:ラウリル硫酸Na、スルホン酸Na、ラウレス硫酸Naなど)
それに、それぞれに洗剤があってそれぞれのストックを買わなきゃいけないのが、めちゃくちゃ非効率的だ!と気づいてしまった。
もっと効率的で、循環的で、ストレスフリーな暮らしがしたい。
まだ触りしか調べてないけど、洗濯もバス・トイレ掃除も、髪を洗うのも、それぞれに洗剤買わなくても必要最低限のもので全部解決できるのでは?
そしたら効率的だし、環境にもいいし、肌にもやさしいし、一石二鳥どころか一石三鳥。
ケガの功名ならぬコロナ禍の功名で、暮らしを見直したいと思えるようになったわたしです。
「〜しなきゃ」だと長続きしないけど、「〜したい」だとワクワクするし、自分が楽しい。
“自分がなににワクワクするか?”はとても大事な指標だし、ワクワクを感じれる余裕があることも、とても大事だと感じている今日この頃。
少しずつ、自分がワクワクする暮らしかたへシフトしたい。
みんながホッと安心できる場所
~ひだまりの家サンポミチ~
ここは、日本Share&Careの認定カウンセラー高瀬多美子さんの、「みんながホッとできる安心安全な場所をつくりたい」という想いで始まった、ひだまりの家です。
さんぽみちの途中に、ちょっと自分を見つめなおすための場所として…
子育て中のお母さんが、ホッと安心できる居場所として…
あらゆる世代、立場、経験をもつ人たちとの対話が生まれる場所として…
さんぽの途中にちょっと寄って遊んでいこうと思える
そんなあたたかな場所をみなさんと作っていきたいと思っています。
ぜひ遊びに来てくださいね。
ひだまりの家サンポミチHP
hidamarinoiesanpomichi.jimdofree.com